スマートフォン向けの部品で急成長し、中国での生産を拡大したにも関わらず、事実上倒産した企業がある。それは小型モーターの有力メーカーのシコーだ。シコーはパソコンや携帯電話に内蔵される超小型モーターの開発に強く、携帯電話やスマートフォンに当たり前にあるバイブレーション機能に使用される小型振動モーターを開発。
近年ではカメラのズーム機能用AFLモーターの世界最小化に成功。これが大手のスマートフォンやタブレットに採用され急成長。
大量受注に応えるために中国の生産会社を拡大したはいいが、2011年にスマートフォンのモデルチェンジにより売上が激減。従業員をリストラしたものの、新たにタブレット端末への採用が決定。再度雇用して対応しようとしたが、大量の雇用による出費などで経営が悪化。2012年8月に民事再生法適用を申請した。
中国とスマートフォンに経営資源を集中させたことが失敗だったといえる。