HOME経済成長のかげり > 赤字なのに生産が止められない

赤字なのに生産が止められない

鉄鋼製品はコストがある程度かかるのだが、現在は鋼材価格の下落で、作れば作るほど赤字になっている。しかし、地元政府からのGDP目標や税収に関する声がうるさく生産の停止なんてとてもできない状態なのだ。

長期的な需要増は見込めるが、現状では赤字で撤退もできない。その結果、過剰生産になってしまい、供給分が需要分をさらに上まり、鋼材の価格がさらに下落するといった、負のループち陥ってしまうのだ。

業界再編の実現は期待できない

中央政府は、容積の小さい高炉の淘汰、企業同士の合併、生産体質の向上など呼びかけてはいるが、まったく進んでいない。それもそのはずで、8億6000万トンの鉄鋼生産能力のうち、50%以上は国の許可を得ずに増強されたものの上、さらに、いったん高炉を停止すると、次の火入れをするのにまた費用がかかるため、政府の言うことを聞かないのも無理はない。よって、政府による業界再編は難しいのだ。

ページTOPへ