内蒙古オルドス周辺は、中国で最大級の石炭の産地で、他にもレアアースの産出量が多く、以前は牧畜とカシミア、草原観光くらいしか産業がなかったが、2004年頃から世界的な資源価格の高騰で資源景気が起こって大量の資金が流れ込み、経済規模は急拡大した。
バブルの原動力は石炭やレアアース。しかし一番の要因は不動産投資だ。外地から金融業やサービス業などがぞくぞくと流入し、それらで働く労働者で、オルドスの人口は2倍に膨れ上がり、結果、1人あたりのGDPで香港を超えた。
オルドスはバブルで「中国のドバイ」と言われるようになった。しかし、そのバブルは長くは続かなかった。
現在では新市街には人影がほとんどない。マンションなどに人が住んでいる気配があるのもごく一部だけ。たまに観光客らしき人たちが写真を撮っている程度だ。
もともと、都市の再開発で多額の保証金を受け取った市民が、「物件を買えば値上がりする、値上がりするからもっと買う」という市民と、「買ってくれるなら建設し販売する」ということ企業が事前投資してバブルが起こったのだが、人口よりもマンションの戸数の方が多い状況に。市民が買った物件は売れなくなり、市民に売れることを予想して建設が始まった建設も売れなくなったことによって、資金不足になり停止状態に。分譲価格を半額に値下げしても売れず、不動産バブルは崩壊した。その結果が売れ残った物件で構成されたゴーストタウンだ。